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亜鉛バクテリオクロロフィルを持つ細菌の検索と系統分類学的評価

研究課題

研究課題/領域番号 10660069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関岩手大学

研究代表者

若尾 紀夫  岩手大学, 農学部, 教授 (30003784)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード光合成色素 / 亜鉛バクテリオクロロフィル / 好酸性細菌 / Acidiphilium
研究概要

光合成系には、中心金属としてMgが結合した光合成色素であるクロロフィル(Chl)及びバクテリオクロロフィル(BChl)が不可欠と考えられていた。しかし、ある種の好酸性好気性従属栄養細菌(Acidiphilium属)には、Znを有するバクテリオクロロフィル(Zn-BChla)が存在し正常に機能することが発見された。本研究では、光合成色素(Mg-BChlとZn-BChl)を持つ細菌を自然界に広く検索し、分類学的検討を行うことを目的とした。
1.自然環境からのMg-BChl・Zn-BChlの直接検出
自然界の酸性環境由来の試料(水、土壌、バイオマットなど)を対象に、有機溶媒で直接光合成色素の抽出と分析を行ったが、明確な結果は得られなかった。
2.自然環境におけるMg-BChl・Zn-BChlの遺伝子解析による検出
光合成遺伝子群の一つであるpuf遺伝子を、既知プーブでPCR増幅することにより検出した。光合成遺伝子の自然界における存在が示唆されが、信頼しうる結果は得られなかった。
3.好酸性好気性細菌の単離とMg-BChl・Zn-BChlの解析
酸性鉱山水や酸性温泉、バイオマットなど種々の酸性自然環境を対象に、好酸性好気性従属栄養細菌を多数単離し、細胞内色素を抽出・分析した。その結果、分離菌群には比較的多くのMg-BChl含有菌が含まれていたが、Zn-BChl含有菌の分離頻度は極めて低かった。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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