研究課題/領域番号 |
10660111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物生産化学・応用有機化学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
杉本 幸裕 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 助教授 (10243411)
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研究分担者 |
稲永 忍 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授 (40124664)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | コウモリカズラ / 培養根 / ストライガ / 発芽 / 刺激物質 / ストリゴール / 根寄生雑草 / Striga hermonthica / 発芽刺激物質 / Menispermum dauricum / Stephnia cepharantha / タマサキツヅラフジ |
研究概要 |
コウモリカズラ(M.Dauricum)培養根の生産するストライガ(Striga hermonthica)の発芽刺激物質の精製を行った。活性物質をXAD-4に吸着させ、メタノールで溶出し、溶媒留去後、酢酸エチルで回収した。その後Sephadex LH20、C18 SEP-Pak Cartridgeを用いて精製し最終的にHPLC分取により単離した。これらの過程で、活性はコンディショニングしたストライガ種子を用いた生物検定により測定した。その結果、3種の発芽刺激物質を見出した。このうち最も高い活性は、HPLCでストリゴールと同じ位置に溶出された。また、分取された画分のUV吸収スペクトルはストリゴールおよびストリゴール類縁体のソルゴラクトンの文献値ときわめてよく似ていた。マススペクトルはストリゴールの文献値とよく似た開裂パターンを示した。以上から、コウモリカヅラ培養根の生産する主なストライカ発芽刺激物質はストリゴール、またはストリゴール類縁体であると考えられた。 本研究の結果、非宿主植物のコウモリカズラ培養根がストリゴール、またはストリゴール類縁体を生産していることが明らかになった。新規な発芽刺激物質の発見には至らなかったが、ストリゴール類が植物の代謝産物であることを初めて明らかにした。
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