研究課題/領域番号 |
10660116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学・製品科学
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研究機関 | 高知女子大学 |
研究代表者 |
川村 美笑子 高知女子大学, 生活科学部, 教授 (70094745)
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研究分担者 |
井戸 達雄 東北大学, サイクロドン・RIセンター, 教授 (80134063)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | サイクロデキストリン包接 / オクタコサノール / 運動機能 / マウス遊泳能力 / 経口投与 / マウス遊泳運動 |
研究概要 |
平成10年度は、サイクロデキストリン(CD)で抱接したオクタコサノール(OCT)の機能発現について、流速を調整できる水流プールでの自発的水泳能を測定することにより、運動機能に及ぼす影響を評価した。その結果、CD抱接OCTの運動機能増強作用が認められ、水溶性OCTは体内へ良く吸収された後、運動機能増強作用の発現に関与していることが示唆された。 平成11年度は前年度の結果をふまえ、(1)老齢・若齢マウスへのCD抱接OCTの運動能への影響、(2)CD抱接OCT投与量の違いによる運動能への影響、(3)剤形の異なるOCTの運動能への影響とその効果消失、について検討した。その結果、(1)加齢により運動能への影響が異なること、(2)作用の強さがOCTの投与量により異なること、(3)乳化型OCTを経口投与した場合にも運動能増強作用が認められること、を明らかにした。OCTのカテコールアミン分泌に及ぼす影響を明らかにするために、運動機能増強作用が認められたddY系雄マウスの血液、副腎等のアドレナリン、ノルアドレナリン量をHPLC-電気検出器で測定中である。これらの結果を総合することで、OCTの吸収量と機能の発現との関係を明らかにでき、その作用機作の解明へとつなげることができる。
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