研究課題/領域番号 |
10660137
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
稲村 實 群馬大学, 工学部, 教授 (10011206)
|
研究分担者 |
沖 一雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (50292628)
伊藤 直史 群馬大学, 工学部, 講師 (20223159)
吉田 正夫 茨城大学, 農学部, 助教授 (90291286)
INAMURA Minoru Gunma University Electronic Eng. Professor (10011206)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | リモートセンシング / 植生評価指数(NDVI) / 水分指数(WI) / 植生活力度 / 分光反射率 / 分光偏光度 / 緑葉・黄葉・枯葉 / 森林環境 / カテゴリー分解 / ミクセル / 植生指数 / NDVI / 植物活力度評価 / コンピュータ・グラフィクス / 観測シュミレーション / 植生環境観測 / 赤外波長域分光特性 / 熱赤外波長域分光特性 / 画素内緑被率 / 画素のカテゴリー分解 |
研究概要 |
(1)正規化植生指数(NDVI)の評価と今後の評価方法:NDVIはクロロフイル量を評価する簡便法ではあるが、樹木の間から地面が見えたり、幹や枝がある場合には正しい評価は出来ない。そこで、カテゴリー分解を基本モデルとした正統的な植生領域の評価法を提案し、定式化した。 (2)植生評価方法の開発には地上の状態が明らかな対象領域が必要であるが、実際には葉1枚、小枝1本までも明らかな対象領域など無い。そこでコンピュータ・グラフィックス(CG)によるリモートセンシング・シミュレーション(計算リモートセンシング)手法を開発した。 (3)「つばき」や「銀杏」、観葉植物「ポトス」の葉等の分光測定例では、NDVIはクロロフィル総量の評価に利用出来るが、植生の活力度の情報は与えないが、WI指数では良い結果を得た。 (a)例えば、ポトスに水分ストレスを与えるとNDVI値は減少するが、この変化は水分ストレス前の葉ごとのバラツキ程度で、これと区別がつかない。一方、WI(Water Index)は水分ストレスで増加するが、ストレスを与える前のWIは葉ごとの差異が小さく、水分ストレスの有無が明瞭である。結局、NDVIでは水分ストレスの有無は評価出来ないが、WIでは評価が可能であった。 (b)銀杏葉の緑葉から枯葉までの自然の変化と、水分ストレスによるNDVI,WIの変化を比較した。緑葉から黄葉への自然変化ではWIはほぼ一定で、0.98-0.995程度で1を越えない。一方、NDVIは0.8から0.25程度へと大きく減少し、各葉のストレス前バラツキに混合して区別がつかない。一方、ストレスによるWIの変化は安定して1.025前後であり、どの黄葉段階においても水分ストレスの有無が判別が出来た。
|