研究課題/領域番号 |
10660157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大釜 敏正 千葉大学, 教育学部, 教授 (60093209)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 調湿効果 / 相対湿度 / 温度 / 木材 / 人造木材 / 内装材料 / 調湿 |
研究概要 |
内装材料を内面に張った鋼製の密閉箱の外周温度を周期的に、15℃〜25℃の範囲で変化させたときの箱内の相対湿度を温度の関数として測定した。さらに、換気用の吸排気口を上蓋に設けた鋼製の箱をもちいた同様の測定も行った。外周部の相対湿度の変化は、絶対湿度に変化がないと仮定して求めた。内装材料の調湿の程度は、相対湿度の対数と温度の関係を直線で近似したときの勾配Bによって評価した。個々の材料のB値に及ぼす箱の気積に対する内装面積の比(A/V)および換気回数の影響を調べた。ついで、これらの内装材料を6畳間の床、壁および天井に相当するA/Vの大きさに対応するように、3種類組み合わせて内装した場合について、同様の測定を行った。後者の場合について、内装材料のそれぞれのA/VにおけるB値と等しくなる木材(スギ)のA/Vを加え、その値から木材のB値を求めた。このようにして得られたB値と実測したBはよく一致した。したがって、異なる内装材料で内装された空間の調湿の程度は、この方法により評価することができる。6種類の木材と3種類の人造木材を内装した鋼製の箱内の温度と相対湿度の関係から、材料表面からの吸放湿量は気積率が小さく、比重が増すほど多くなることも類推した。
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