研究課題/領域番号 |
10660170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中嶋 正道 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (20192221)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | グッピー / 体長 / 系統差 / 遺伝率 / マイクロサテライト / 連鎖 / 半兄弟分析 / 量的形質 / 実験魚 / DNAマーカー / 連鎖解析 / クローズドコロニー / 標準体長 / 交配実験 / 有効な遺伝子数 / 母親成分 / 父親成分 / CAリピート / ヘテロ接合体率 / 対立遺伝子 / 遺伝子座 / 遺伝的多型 / ゲノムライブラリー |
研究概要 |
クッピーにおける体長の系統差と連鎖するDNAマーカーの検索を行ったところ以下の成果が得られた。 1)グッピーにおける半兄弟間の分散分析から遺伝率を求め、体長におよぼす遺伝的要因の影響を調べた結果、雌では母親の影響が強く、父親の影響は低いこと。雄では生後60日目まで母親の影響が強く、その後父親の影響が強くなることが明らかになった。 2)生後180日目における体長の系統差に関与する遺伝子数を大型系であるF系統と小型系であるS系統との交配実験から求めた。その結果、雌では2から4の遺伝子が、雄では2から3の遺伝子が関与している可能性が示された。 3)グッピーにおいてマイクロサテライトDNAマーカーの開発を行ったところ、15のマーカーが開発された。これらはPret-1からPret-15と命名された。 4)グッピーにおいて開発されたマイクロサテライトDNAマーカーを用いて体長の系統差と関与するマーカーの検索を行ったが、有意な連鎖関係を示すマーカーは検出できなかった。 今回開発できたマーカー数は体長の系統差と関与するマーカーを検出するには数が少なかった。今後より多くのマーカーを開発し分析を行ってゆく必要がある。
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