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魚類細胞外マトリックス成分の細胞結合ドメインの構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 10660202
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水産化学
研究機関日本大学

研究代表者

内田 直行  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (80151885)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードティラピア / ウナギ / ナマズ / コイ / 肝細胞 / 血漿フィブロネクチン / コラーゲン / 細胞結合ドメイン / ウシ / 繊維芽細胞
研究概要

1.ナマズ血漿FN(JCpFN-I)に結合でき、ウシpFN(BpFN)に結合できないナマズ肝細胞(JCHC)と両pFNに結合できるウナギ肝細胞(EHC)を、JCpFN-I、JCpFN-I及びBpFNのサーモリシンフラグメント(Th-Fg)及びBpFNのスブチリシンFgをさらにペプシン分解したFgに対する結合性について比較した。その結果、(1)JCpFN-I及びBpFNにはRGD配列を含むEHC結合ドメインとRGD配列以外の認識部位から成るJCHC結合ドメインが個別に存在すること、(2)JCpFN-IとJCHCの十分な結合には2種以上のドメインが必要であること、(3)BpFNに対するJCHCの結合不全はBpFN上のJCHC結合ドメインが結合阻害ドメインによりマスクされているためと推測された。
2.ティラピア血漿FN(TpFN-I)に結合でき、コイpFN(CpFN-I)に結合できないティラピア肝細胞(THC)と両pFNに結合できるウナギ肝細胞(EHC)を、TpFN-I、TpFN-I及びCpFN-IのTh-Fg、CpFN-IのプロナーゼFgに対する結合性について比較した結果、(1)CpFN-I及びTpFN-Iには、RGD配列を含むEHC結合ドメインとTHC結合ドメインが個別に存在すること、(2)CpFN-Iに対するTHCの結合不全はCpFN-I上のTHC結合ドメインが結合阻害ドメインによりマスクされているためと推測された。
3.コイ真皮I型コラーゲンのCBペプチドから分離された約25kDaの細胞結合ドメインはコイヒレ繊維芽細胞及びコイ肝細胞と結合し、コイヒレ繊維芽細胞との結合はRGD依存性であった。また、そのN-末端アミノ酸配列(24残基)は8つのGly-X-Yの繰り返し構造をもち、Pro及びHyp含量が少なく立体構造が非常にルーズであることを示唆した。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kenji Sato: "Extracellularmatrix of Fish and Shellfish"Research Signpost. 115 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kenji Sato: "Extracellularmatrix of Fish and Shellfish."Research Signpost. 115. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kenji Sato: "Extracellularmatrix of fish and shellfish"Research Signpost. 115 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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