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土壌流亡抑止と土壌流亡に伴う濁水のフィルター材による処理とその効果

研究課題

研究課題/領域番号 10660226
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関鳥取大学

研究代表者

田熊 勝利  鳥取大学, 農学部, 教授 (40032297)

研究分担者 安田 裕  鳥取大学, 農学部, 助教授 (60136538)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードフィルター材 / 濁水処理 / 土壌流亡 / ヒドロキシアルミニウム / ゼオライト / 土壌流亡抑止 / 降雨シュミレータ / 人工フィルター / 降雨強度変化 / PAC / 浄化材
研究概要

本研究では新規農用地造成並びに土地の開発行為により発生する土壌流亡・土砂濁水の改善に対し,土壌流亡抑止並びに人工フィルター材と水質浄化材による処理効果について検討を加えた.
土壌流亡抑止を水質浄化剤であるPAC(ヒドロキシアルミニウム)を用いて実験を行い検討した.フィルター材としては化学繊維質のみならず,水質浄化材として使用されているゼオライト,活性炭等を用いて濁水処理効果について評価した.
高透水性の人工フィルター材でもこれを様々に組み合わせることでかなりの懸濁浮遊物質が除去できると考える.しかしフィルター材の空隙の閉塞状態は透水性とフィルター吸着性が背反的な事象であるために,人工フィルター材を用いた浄化処理には自ずと限界があると思われる.水質浄化材とフィルター材を組み合わせた人工フィルターは,既存の沈砂池等の施設と組み合わせることで,効果的に土砂濁水を処理することができると考える.
塩類土壌の降雨シュミレータ実験より,クラストは,高いESPを有する土壌ほど早く形成される.その形成により流出土量の粒径組成は,原土の粒径組成に近づく傾向にある.浸透水量・流出土量ともに塩類による影響が認められることが分かった.
水田土はPACを使用することで団粒化が促進される.また非排水せん断強さが増加することで雨滴の衝撃力による団粒破壊を防止する.しかし,PACはその濃度を濃くすればするほど効果的というわけでなく,ある一定の濃度を越えると効果が上がりにくくなる傾向にある.水田土にPACを添加することは,土壌の透水性,排水性の向上,砕土性の改善が期待できる.

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 田熊勝利: "中山間地耕作放棄水田における土壌物理性の経年変化"鳥取大学農学部研究報告. 51巻. 31-34 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 安田裕: "ゼオライトによる土壌中の水分・塩分制御"鳥取大学農学部研究報告. 51巻. 35-42 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田熊勝利: "土壌流亡に伴う濁水のフィルター材による処理と効果"鳥取大学農学部研究報告. 52巻. 7-11 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田熊勝利: "降雨強度の変化が土壌流亡に与える影響"鳥取大学農学部研究報告. 53巻. 17-20 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKUMA,K: "A Secular Variation of soil properties in paddy fields Abandoned to cultivate in hilly and mountainous areas"Bull.Fac.Tottori Univ.. 51. 31-34 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YASUDA,H: "Effects of zeolite on water and salt control in soil"Bull.Fac.Tottori Univ.. 51. 35-42 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKUMA,K: "Treatment of muddy water due to soil loss with filter materials and effects of them"Bull.Fac.Tottori Univ.. 52. 7-11 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKUMA,K: "The effect of change in rainfall intensity on soil loss"Bull.Fac.Tottori Univ.. 53. 17-20 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田熊勝利: "降雨強度の変化が土壌流亡に与える影響"鳥取大学農学部研究報告. 53巻. 17-20 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 田熊勝利、 安田裕: "土壌流亡に伴う濁水のフィルター材による処理と効果"鳥取大学農学部研究報告. 52巻. 7-11 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 田熊勝利・安田 裕ら: "中山間地耕作放棄水田における土壌物理性の経年変化" 鳥取大学農学部研究報告. 51. 31-34 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 安田 裕・田熊勝利ら: "ゼオライトによる土壌中の水分・塩分制御" 鳥取大学農学部研究報告. 51. 35-42 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Yasuda,H, Takura,K.etc.: "Effectsofzeollte amen dmenton waterandsalt characteristics in soil" Proceedings of the International Agricultural Engineering Conference,Bangkok,Thailand. 837-842 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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