研究課題/領域番号 |
10660234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
石黒 悦爾 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (00041658)
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研究分担者 |
寺岡 行雄 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (40264105)
佐藤 宗治 鹿児島大学, 農学部, 教授 (20154106)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | リモートセンシング / GIS / ハザードマップ / 斜面崩壊 / 水ストレス / NDVI / 地震 / 崩壊 / 衛星データ / Lendsat-5 / TM / 分光反射率 / 樹木の活性度の変化 |
研究概要 |
地下の変動が地表面に何等かの変化をもたらす、すなわち、地下に生じた地下水位等の変動が地上に生育する樹木の葉の水分量に影響を及ぼすとの仮定を立てた。この仮定の下に基礎実験で樹木の水ストレス検出にはNDVIが最適な検出指標であることを導き出した。地震前後の衛星データを用いてNDVIの変動域を抽出すると、現地調査結果よりも過抽出となった。 斜面崩壊は、地下水位の変動、地質・地形的な要因ならびに瞬時的に多量な降雨により生じると報告されている。Digital Elevation Map(DEM),地質図等を要因とし、Geographical Information System(GIS)を用いて、肩部を有する斜面では斜面崩壊を生じ易いとの砂防的見地からの解析を主として行った。 地震前後の樹木の活性度を検討することにより、衛星データを用いて地震崩壊危険区域の抽出は可能となった。さらに、地質・傾斜角等を要因に加えたハザードマップを作成し、崩壊要因の検討を行ったが、有機的な要因解析までは行えなかった。今後、地質・傾斜角以外の要因をも検討し、これら要因の相互関係の検討を行い、広兼や大林らが提案しているアルゴリズムの作成や各要素のモデル化といった方法を使用して、より実用に供し得るハザードマップの作成が必要であると考えられる。
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