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沖縄本島北部地域の水収支に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10660235
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関琉球大学

研究代表者

吉永 安俊  琉球大学, 農学部, 助教授 (80045129)

研究分担者 石島 英  琉球大学, 理学部, 教授 (50045184)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード流域蒸発散量 / 赤外線放射温度計 / 熱収支モデル / 地表温度分布 / 流出解析 / 水収支 / GPV / 低水流出解析 / 蒸発散量
研究概要

本研究は飛行機を利用した地表温度観測とその延長上で沖縄本島北部地域の水収支解明に取り組もうという2段構えの目標から始めた。前段には赤外線放射温度計から得られる地表面温度は有効な情報を与えるかという未解決な問題がある。後段には実用的な水収支についての知見の社会的な要請がある。そういう視点から前段については、大気透過率と放射率補正法の定式化を考えること、熱収支モデル計算で得られる地表面温度との照合から検証すること、の2点から研究をすすめた。
また、実測の河川流量及び降雨量をもとに流出解析を行って流域蒸発散量の推定を行い上記推定値と比較した。
本研究で得られた暫定的な成果をまとめると、
1.飛行機観測により1999年の冬日(2月7日)、夏日(7月13日)、初冬日(12月10日)の3日について正午頃の北部一帯の平均温度(変動幅)はそれぞれ18.0℃(6.3℃)、30.4℃(8.3℃)、19.5℃(7.6℃)であった。大気透過率/放射率補正後の地表面温度は3〜4℃程度高い傾向が得られた。
2.1997年について熱収支モデルを用い水収支の解析を行った結果、沖縄本島北部地域の年降水量は2,220mm、年間蒸発量は1,070mmであり、約50%が流出量であることがわかった。
3.河川流出解析による流域蒸発散量の推定は、2河川(奥川、ウイヌ川)について行った。奥川流域の1997年の年降水量は2,154mmで、年間蒸発散量は1,100mmであり、流出率は49%を得た。熱収支モデルで求めた値と近似することがわかった。
4.熱収支モデルは森林地域における水収支に有効であることが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 石島英・木村玲二・横山拓哉: "沖縄本島北部地域のサーマルメジャーによる地表温度測定"日本気象学会沖縄支部気象研究会1999年度講演予稿集. 第28回. 56 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 石島英・木村玲二・横山拓哉: "沖縄本島北部地域の水収支に関する研究第1報"日本気象学会1999年秋期大会講演予稿集. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 木村玲二・石島英: "沖縄本島北部森林地帯からの蒸発散量の試算"琉球大学理学部紀要. 第68号. 13-21 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 石島英、木村玲二、横山拓哉: "沖縄本島北部地域のサーマルメジャーによる地表面温度測地"日本気象学会沖縄支部気象研究会1999年度講演予稿集. 第28回. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 石島英、木村玲二、横山拓哉: "沖縄本島北部地域の水収支に関する研究(第1報)"日本気象学会1999年度秋期大会講演予稿集.

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木村玲二、石島英: "沖縄本島北部森林地帯からの蒸発散量の試算"琉球大学理学部紀要. 第68号. 13-19

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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