研究課題/領域番号 |
10660294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | (財)日本生物科学研究所 |
研究代表者 |
土屋 耕太郎 財団法人日本生物科学研究所, 研究部, 研究員 (70207405)
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研究分担者 |
勝俣 淳 財団法人日本生物科学研究所, 研究部, 研究員 (80270528)
星 澄夫 財団法人日本生物科学研究所, 研究部, 研究員 (10157000)
金井 一享 財団法人日本生物科学研究所, 研究部, 研究員 (50281598)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 核酸接種法 / DNAワクチン / 狂犬病 / イヌジステンパー / プロモーター / イヌジステンバー |
研究概要 |
核酸接種法、いわゆるDNAワクチンは従来のワクチンに変わる免疫法の新技術として注目を集め、精力的にその基礎研および技術開発が進めれらている。本研究はこの新技術を実験動物のレベルから対象動物のレベルへ移行することが可能か否か見極めることを目的とし、具体的には犬のウイルス感染症を対象としたDNAワクチンの効果の究明を目指して実施した。 初年度は、マウスを用いた試験により核酸接種法に対してより有効なプロモーターを有する発現ベクターを検索し、2つの発現ベクターの有用性を確認した。次年度はその有用性が明らかとなったプロモーターを用い、実際に犬でのDNAワクチンに対する反応性を主に狂犬病ウイルスに対する免疫応答を指標として試験した。このプラスミドを100μg接種した場合、8割以上の犬で狂犬病ウイルスに対する中和抗体が誘導され、その抗体価は、市販の不活化ワクチンにより誘導されるレベルまで達した。犬において10μg接種によりDNAワクチンに対する反応が認められたのはこの報告が初めてと考えられる。犬個体に対してDNAワクチンを2回投与した場合、第2回目の投与に対する抗体応答が素早く、かつ、高いレベルを維持したことから、第1回目の投与により、犬の体内で抗体産生に対する免疫記憶が成立していると考えられた。以上の成績は、核酸接種法による犬のワクチネーションが有効な方法であることを示している。本研究では、犬の他の感染症の防御抗原としてイヌジステンパーウイルスの遺伝子もクローニングしており、マウスのレベルでの抗体の誘導を確認した。
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