研究課題/領域番号 |
10660297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (10292096)
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研究分担者 |
井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 講師 (10271751)
五十嵐 郁男 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (80159582)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | C.parvum / P15抗原 / P23抗原 / ヘルペスウイルスベクター / 組換えワクチン / ワクシニアウイルス / 原虫感染防御 / 組換え抗原 / クリプトスポリジウム / ウイルスベクター / P23遺伝子 / P15遺伝子 / ワクチン |
研究概要 |
本研究では牛クリプトスポリジウム感染症のワクチンを開発するために、クリプトスポリジウム原虫の感染防御抗原遺伝子のクローニングと組換えウイルスによる発現及びその感染防御免疫誘導効果などを検討した。 1)クリプトスポリジウム原虫の感染防御抗原をコードする遺伝子のクローニング 日本で牛から分離されたクリプトスポリジウム(水戸株)より虫体ゲノムDNAを抽出し、PCR法にて本原虫の主要抗原P15とP23遺伝子をクローニングした。クローニングした遺伝子の全塩基配列を解読したところ、水戸株のP15とP23の塩基配列は公表されているkus-1株(米国分離株)の塩基配列とそれぞれ100%と99%一致していることが明らかになった。 2)クリプトスポリジウム原虫の感染防御抗原遺伝子を発現する組換えウイルスの構築 P15とP23遺伝子を発現する組換えワクシニアウイルス、P23遺伝子を発現する組換えウシヘルペスウイルス及びオーエスキー病ウイルスを作製した。これらの組換えウイルスにより発現されたP15とP23タンパク質の分子量と抗原性などは天然型タンパク質に類似していることが明らかになった。 3)組換えウイルスの免疫誘導能の検討 P15とP23遺伝子を発現する組換えウイルスをマウス或いはウサギに接種したところ、クリプトスポリジウム原虫に対する特異抗体の上昇が確認された。今後、これらの試作ワクチンの牛におけるクリプトスポリジウム原虫感染防御効果などを検討して行く予定である。
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