研究課題/領域番号 |
10660302
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
林 俊春 山口大学, 農学部, 教授 (90111484)
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研究分担者 |
森本 将弘 山口大学, 農学部, 助手 (30274187)
前田 健 山口大学, 農学部, 助教授 (90284273)
岩田 祐之 (岩田 裕之) 山口大学, 農学部, 助教授 (40193750)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 乳酸脱水素酵素ウイルス / 馬ヘルペスウイルス / イバラキウイルス / 疫学 / Th1細胞 / クローニング / レオウイルス / 遺伝子 / インスリン依存型糖尿病 / 自己免疫疾患 / マウスモデル / レオウイルス2型 / 膵島細胞破壊 / IFN-Υ |
研究概要 |
糖尿病のインスリン依存型はウイルス感染などの環境因子がその引き金となることが示唆されている。また実験動物のマウスに一生不顕性感染を示す乳酸脱水素酵素ウイルス(LDV)は宿主の免疫反応を修飾する。一方、ヘルペスウイルスは、動物体内に潜状感染し、時に再活性化する。さらにウシのオルビウイルス感染は咽喉頭麻痺の原因となる。さらに鶏貧血ウイルス感染症の疫学・種特異性について未解決な部分が多い。そこで上記の各種感染症について、遺伝子・免疫・微生物・病理学的に様々な角度から検討し、得られた成績を要約すると以下のごとくである。 レオウイルス2型を乳のみマウスに接種し、サイトカインの役割について検討し、ヘルパーT細胞1型(Th1)が膵鳥の破壊に関与することを明らかにした。またLDVはマウスの免疫系に対してTh1型の免疫を誘導し、逆にTh2型の反応を抑制することが明らかとなった。一方馬の届出伝染病に指定されている馬鼻肺炎の原因ウイルスはウマヘルペスウイルス1型と4型であるが両者は非常に血清学的に類似しており、血清疫学的にどちらのウイルスに感染したのかを診断できなかったが、血清疫学的に診断が可能なELISA系を確立した。更にこのELISA系はワクチンにより誘導された抗体と反応せず、自然感染により誘導される抗体と反応することが証明され、ワクチン接種が行われている馬群においても疫学調査が可能であることが示された。さらにオルビウイルスの感染において中和抗体を誘導するVP2およびVP5の遺伝子構造の解析ならびにin vitro蛋白発現を行った。加えて鶏貧血ウイルス感染症ではウズラもその宿主になる可能性が示唆された。
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