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胚心臓の内皮細胞を間葉に転換させる生理活性物質の精製と遺伝子クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 10670027
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関大阪市立大学 (2001)
埼玉医科大学 (1998-2000)

研究代表者

中島 裕司  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80207795)

研究分担者 吉村 和法  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (20158497)
穂苅 茂  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (90049859)
山岸 敏之  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (60255122)
研究期間 (年度) 1998 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード心臓形態形成 / 心内膜床 / 上皮間葉系相互作用 / 誘導現象
研究概要

心臓弁や房室中隔の原基は、内皮細胞が間葉細胞に形質転換し形成される(心内膜床)。この内皮-間葉形質転換は内皮細胞から分泌されるTGFβと心筋から分泌されるBMPによって制御されている。しかし、内皮細胞を最初に活性化し、TGFβを誘導する因子は胚心筋培養上清中に存在している未知の因子である。申請者らは胚心筋培養上清から未知誘導因子を分離精製することを試みた。【研究実績】(1)胚心筋培養上清から未知因子の分離精製:培養上清を集め、各種カラムを用いて精製を試みた。P11、ヒドロキシアパタイト、ヘパリンセルロファイン、ゲラチンセルロファインの分画に内皮-間葉形質転換の誘導活性が認められた。P11とゲラチンセルロファインの組み合わせで誘導活性のある分画を得たが、三段階精製過程で活性は消失した。(2)モノクローナル抗体の作製:実績(1)(1)で得られた標品を抗原とし、モノクローナル抗体を作製した。得られたclone H8D8は免疫染色で、心内膜床形成領域の細胞外基質に免役反応を認め、Western blotで70KDのバンドを認識した。また、この抗体は培養胚心臓房室管の心内膜床形成を抑制した。(3)免疫吸着カラムによるH8D8抗原の精製:H8D8抗体を用いて免疫吸着カラムを作製し、胚心臓培養上清からH8D8抗原を精製した。得られた標品をSDSPAGEで展開後70kDのバンドを切りだした。エドマン法にてアミノ酸分析を行ったが部分アミノ酸配列を決定することはできなかった。原因は複数の蛋白質が含まれているためと思われた。二次元電気泳動では充分な抗原量を得ることができなかった。(4)(含む今後の展開)抗体を用いた遺伝子クローニング:胚心臓からcDNAライブラリーを作製した。インビトロトランスレーションシステムを用いて蛋白質を発現させ、H8D8にてスクリーニングを行い、遺伝子クローニングを行っている。

報告書

(5件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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