研究課題/領域番号 |
10670107
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
|
研究機関 | 大阪府立成人病センター研究所 |
研究代表者 |
高橋 克仁 大阪府立成人病センター, 研究所・第5部, 主任研究員 (40211338)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | カルポニン / SM22 / トランスジェニックマウス / 血管平滑筋 / Cre / loxP / 平滑筋特異遺伝子 / loxPシステム |
研究概要 |
成体では平滑筋細胞特異的に発現しているヒトカルポニン遺伝子とそのホモログであるSM22遺伝子をクローニングした。ルシフェラーゼレポーターアッセイによって、両遺伝子プロモーターの平滑筋細胞での発現に必須な領域を同定した。続いてそのプロモーターをCre/loxP発現制御系を用いて、培養血管内皮細胞と平滑筋細胞で解析した。 LacZ標識遺伝子の発現を指標にすると、血管平滑筋細胞:内皮細胞の発現比率は、カルポニンプロモーターで22倍、SM22プロモーターでは15倍であり、いずれも平滑筋細胞に極めて特異性の高いプロモーターであることを明らかにした。カルポニンとSM22プロモーターをCre recombinaseの上流に連結し、マウス受精卵に導入してそれぞれ5-7系統のトランスジェニックマウスを作製した。一方、レポーターとして、CAGプロモーターの下流に2つのloxP部位にはさまれたCAT遺伝子とその3'側にlacZ遺伝子を連結したコンストラクトをマイクロィンジェクションして、トランスジェニックマウスを得た。この2種のトランスジェニックマウスの系統を樹立し、掛け合わせて、カルポニンとSM22プロモーターのin vivoでの平滑筋特異的な発現を、lacZ遺伝子の発現を指標にして追跡できるマウスを作製した。現在、このマウスを用いたミオシン軽鎖キナーゼ遺伝子とRhoキナーゼ遺伝子の平滑筋特異的な欠失マウスを作製する実験が進行中である。
|