研究課題/領域番号 |
10670109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 国立がんセンター |
研究代表者 |
石井 睦 国立がんセンター研究所, ウイルス部, 室長 (20232225)
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研究分担者 |
齋藤 政樹 国立がんセンター研究所, ウイルス部, 部長 (60012762)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | GM3合成酵素 / 転写プロモーター / Sp1 / 遺伝子構造 / NFY / ターゲッティングマウス / GH3合成酵素 / ゲノムDNA / 抗体 / ガングリオシドGM3 / シアル酸転移酵素 / HL-60細胞 / 分化誘導療法 |
研究概要 |
(1)ヒトGM3合成酵素遺伝子染色体DNAのクローニングとその構造解析:ヒトGM3合成酵素遺伝子は、約54kbpの長さを示し、112〜1,242bpの大きさを示す7つのエクソンと6つのイントロンから構成されることが明かとなった。また、FISH解析の結果、本遺伝子は2番染色体短腕の中心体近傍(2p11.2)に存在することが判明した。 (2)ヒトGM3合成酵素遺伝子のプロモーター領域の解明と、転写調節に関わるシス領域及びトランス因子の同定:ヒトGM3合成酵素遺伝子の転写には、転写開始点近傍域(-285〜+103)が重要であった。特に、この領域に存在する2ケ所のSp1部位と、NFY部位が正の転写調節に必須であった。 (3)他種脊椎動物由来の相同遺伝子のクローニング並びに、比較生化学的手法によるGM3合成酵素の構造と機能の解明:サル及びラットから相同遺伝子cDNAを単離した。 (4)マウス相同遺伝子のクローニング並びに、マウスGM3合成酵素遺伝子染色体DNAのクローニングとその構造解析:マウスGM3合成酵素は41.2kDaの糖蛋白質で、その遺伝子は約58kbpの大きさを持ち、9つのエクソンと8つのイントロンから構成されていた。マウスGM3合成酵素遺伝子は、5'末端のみが異なる3種の転写物がalternativesplicing機構により合成されることが示唆された。 (5)GM3合成酵素遺伝子ターゲッティングマウス作製のための遺伝子改変:エクソン2の全域を含む領域をネオマイシン耐性遺伝子に置換したターゲッティングベクターを作製し、約200個のネオマイシン耐性クローンをサザンハイブリダイゼーション法で選別し、4個の相同組換えクローンを取得した。
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