研究課題/領域番号 |
10670292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
岩崎 琢也 国立感染症研究所, 感染病理部, 室長 (90146027)
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研究分担者 |
荒尾 雄二郎 国立感染症研究所, 感染病理部, 室長 (40151146)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 水痘帯状疱疹ウイルス / 帯状疱疹 / 皮膚 / 前初期遺伝子 / 後期遺伝子 / 脱髄 |
研究概要 |
体内に潜伏する水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化病変である帯状疱疹の生検例を、患者の同意の元に解析を行い、水痘帯状疱疹ウイルスの前初期遺伝子産物と後期遺伝子産物の発現を経時的に解析した。 早期病変である紅斑期の真皮上層の血管周囲に浸潤するリンパ球がUL63産物に対する抗体で陽性となり、さらに末梢血単核細胞中のウイルスゲノムをPCRにより検出され、VZVが感染したリンパ球が体内を循環しうる可能性を示し出した。このリンパ球は細胞表面マーカーの健作によりT細胞であることが判明し、皮膚病変部においてこれらのTリンパ球により細胞性・液性応答が誘導されていることが明らかにされた。さらに、末梢神経内でのこの抗原の発現を検索し、神経軸策がむきだしになることが神経痛の発症の機転として重量であることは判明した。 今後の課題として、本研究ではSchwann細胞の感染が個々の皮疹の後期に生じ、かつ後期病変を来さない皮疹では生じにくいことを明らかにしたが、早期の皮疹においてウイルスがSchwann細胞に感染する機序ならびにその防止方法を明らかにする必要がある。
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