• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

T細胞レセプターγ鎖再構成とETSファミリー転写因子の関連の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10670308
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 免疫学
研究機関北里大学

研究代表者

高垣 洋太郎  北里大学, 医学部, 教授 (50281324)

研究分担者 亀山 孝三  北里大学, 医学部, 講師 (40214556)
中島 洋一  北里大学, 医学部, 講師 (70050599)
篠原 信賢  北里大学, 医学部, 教授 (20125933)
高山 吉永  北里大学, 医学部, 助手 (90245407)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードT細胞レセプター / 発生段階特異的発現 / Etsファミリー転写因子 / DNA結合特異性 / ゲルシフト・アッセイ法 / ヘミメチル化DNAの結合 / ETSファミリー / 転写因子 / T細胞レセプターγ鎖 / DNA結合
研究概要

マウスV_γ遺伝子は、胎児型V_<γ5>、出産時型V_<γ6>、成熟個体型V_<γ4>とV_<γ7>、いずれも同じJ_<γ1>遺伝子セグメントに再構成する。これらの再構成産物も、Vのgermline型遺伝子も、共に各発生段階にユニークな転写調節を受けるので、調節部位は各V遺伝子自身とその上流に限定でき、上流2kbpのゲノムDNAのシークエンスから、成熟個体型V_<γ4>とV_<γ7>遺伝子上流にETS転写因子の結合部位が特徴的に検出された。更に、マウス胸腺で使用されるETSファミリー転写因子はEts-1,Ets-2,GABPα,Fli-1,Sap-1とPE-1は、成熟個体型V_γ遺伝子を発現する胸腺やハイブリドーマ株で発現が見られたが、胎児期の胸腺と胎児型ハイブリドーマでは発現していなかった。ETSファミリー転写因子は、GAAを認識モチーフの核として、CGGAを認識するGABPα、C/AGGAを認識するEts-1,Ets-2,SAP、及びAGGAを認識するPEA3がある。が、PE-1の認識配列は知られていないので検討した結果、ACCGGAA/TGTであった。更に、CpGのDNAメチル化配列について、メチル化の有無による認識の差を検討したところ、Ets-1,GABPα,PE-1のいずれも、メチル化有りの場合認識せず、メチル化なしの場合認識したのみならず、二本鎖DNAの片方のCpGだけメチル化したヘミメチルDNA二種類のうち一本が認識され、他方が認識されなかった。
CGGAを認識するEts-1,GABPαとPE-1がヘミメチルDNAを読み分けた事は、これらのETS転写因子の特異的発現が、メチル化したDNAをそのDNA複製時に脱メチル化する機構が考察でき、メチル化DNAの遺伝子発現抑制が、これらの転写因子の発現に付随して脱メチル化される可能性を示唆している。こめことは、脱メチルが先行して遺伝子発現が起こるのではなく、ETSファミリー転写因子の出現が先行する事を意味している。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S. Hiraoka, Y. Furumoto, H. Kosaki, Y. Takayama ら: "Fc receptor β subunit is regional for full activation of mast cells d*gh Fc receptor"International Immunology. 11・2. 199-207 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 高垣洋太郎,亀山孝三: "わかりやすい分子生物学 菊池・村松・榊編 第27章"丸善株式会社. 277頁(19頁) (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi