研究課題/領域番号 |
10670313
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
改正 恒康 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (60224325)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 末消リンパ器管 / B細胞 / 濾胞樹状細胞 / 遺伝子ターゲッティング / 末梢リンパ器官 |
研究概要 |
1. B細胞の末梢リンパ器官における増殖、分化には、濾胞樹状細胞との相互作用が重要な役割を果たす。濾胞樹状細胞から産生されるケモカインBLCは、in vitroで、B細胞に作用し、遊走能を活性化する。本研究者は、BLCの生体内における機能を明らかにする目的で、BLC欠損マウスを樹立した。ホモ変異マウスは、生後4週現在、正常マウスと、外見上、特に変化を認めない。今後、BLCの欠損マウスにおいて、B細胞の組織分布、濾胞樹状細胞の分化、免疫応答をFACS,免疫組織染色、ELISAなどにより、解析する予定である。 2. B細胞の末梢リンパ器官における成熟分化には、NF-κBという転写因子の活性化が必須である。NF-κBを活性化する、上流のキナーゼ分子として、機能、構造の類似したIκBキナーゼがα、βの2種類、存在する。本研究者は、このうち、IκBキナーゼαが、成熟B細胞集団の維持に必須であることを明らかにした。 3. 本研究者は、転写因子C/EBPγの欠損マウスを樹立することにより、NK細胞の主たる2つの機能、すなわち、細胞障害活性とインターフェロンγ産生に、C/EBPγが必須であることを明らかにした。現在、C/EBPγのターゲット遺伝子を明らかにする目的で、正常、および、C/EBPγ欠損NK細胞から、mRNAを抽出し、DNAチップを用いて、発現量に差のある遺伝子を検索中である。
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