研究課題/領域番号 |
10670349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中原 俊隆 京都大学, 医学研究科, 教授 (70250181)
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研究分担者 |
曽根 智史 国立公衆衛生院, 公衆衛生行政学部, 室長(研究職) (30187893)
里村 一成 京都大学, 医学研究科, 助手 (60303814)
宮城島 一明 京都大学, 医学研究科, 助教授 (30303811)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 住民健康教育 / 人形劇 / IEC / 母子健康手帳 / アンダーファイブクリニック / 家族計画 / プレシード・プロシード・モデル / 健康教育 / ビデオ / ヘルスボランティア / 地域保健活動 / 住民教育 |
研究概要 |
一般に開発途上国における住民健康教育活動として、(1)母子健康手帳の導入、(2)村落共同薬局活動、(3)保健従事者(助産婦)の教育研修、(4)IEC教材の作成、(5)IECを用いた健康知識の啓蒙普及活動、(6)ヘルスボランティアの養成活動、(7)活動の評価活動、(8)マイクロクレジットなどが重要であり、また効果的であると言われている。本研究では、フィリピン国ターラック州及びそれを含むリージョン3をフィールドとして、母子健康手帳の一般の母親教室への適用、母子健康手帳のヘルスボランティア活動への適用、IEC教材の製作と街頭上映活動の展開(TV99)、人形劇による住民健康教育の展開(テアトロ99)、プレシード・プロシード・モデルをレトロスペクティブにこれらの活動に適用し、評価をする試み、及びアンダーファイブクリニックにおける親の教育程度と家族計画の受容度の関係調査や疾患の予防に関する意識調査を行った。その結果、母子健康手帳は住民健康教育の手段として母親学級等で利用することが有効であること、母子健康手帳やヘルスボランティア活動にプレシード・プロシード・モデルをレトロスペクティブに適用することによる評価活動は事前にこのモデルを適用した活動でなくとも十分可能であり、意義深い結果を得ることができること、TV99やテアトロ99は住民健康教育に対してきわめて有効性の高い方法であり、ことに住民自身にテーマを選択させ、脚本を作り、人形の製作、上演までを自主的に行わせることは、制作側、鑑賞側の双方にとってきわめて有効な住民健康教育の手段であり、ことに子どもを通じた親の教育がきわめて有効であることが明らかとなり、親の教育程度と家族計画や疾患の予防意識には密接な関係があることが明らかとなった。
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