研究課題/領域番号 |
10670351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
松本 健治 鳥取大学, 教育地域科学部, 教授 (10073694)
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研究分担者 |
川添 博光 鳥取大学, 工学部, 助教授 (40260591)
國土 将平 鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (10241803)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 骨伝導音 / 身体発育 / 発育・発達期 / 運動習慣 / 生活習慣 / 骨状態 / 健康教育 / パーセンタイル / 分布 / 加齢変化 / 周波数 / ライフスタイル / 最大発育年齢 |
研究概要 |
思春期を対象に音響解析を原理とした骨伝導音測定による骨状態の評価を試み、骨状態の性差、加齢による変化、ならびに生活習慣特に運動経験との関連を検討した。分散分析の結果、思春期における骨状態は、性別、年齢、運動経験、性別と年齢の交互作用が有意であった。加齢による骨伝導音のピーク周波数の変化は13歳までは男女差は見られないが、14歳以後、男子の骨伝導音の向上が女子と比較して顕著であった。17歳では、男子132.8±9.8Hz、女子122.1±9.6Hzとなり、男子が女子よりも高値であった。また、男女とも16歳以降は骨状態はほとんど変化しないことが明らかとなった。運動経験別にみると、男女とも骨伝導音は運動群が非運動群よりも高い傾向を示した。年齢、性別に関係なく継続的な運動習慣が骨状態の改善に効果的であることが明らかとなった。 年齢階級別の各パーセンタイル(%ile)値を回帰直線で結んだうえで、上限値を想定し、逆3次方程式y=ax^<-3>+bを用いて%ile曲線を求めたところ、男子の各年齢間で最も大きな増加を示した%ile値は、50%ile値、90%ile値、97%ile値と、裾野が広がるような変化を示していた。女子の場合は、3-90%ileの間では値はほぼ変化がなかったが、97%ile値は年齢を追って緩やかに増加する傾向にあった。
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