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健常成人のセレンおよび抗酸化ビタミン摂取と血中過酸化脂質との関連

研究課題

研究課題/領域番号 10670368
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関金沢医科大学

研究代表者

中川 秀昭  金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)

研究分担者 西条 旨子  金沢医科大学, 医学部, 講師 (40198461)
森河 裕子  金沢医科大学, 医学部, 講師 (20210156)
三浦 克之  金沢医科大学, 医学部, 講師 (90257452)
田畑 正司  金沢医科大学, 医学部, 講師 (40188404)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード過酸化脂質 / セレン / 抗酸化ビタミン / ビタミンE / ビタミンC / ビタミンA / 疫学 / 栄養調査
研究概要

健常な40-59歳の男女約300人を対象に、セレン及び抗酸化ビタミン摂取量を厳密な食事調査及び血液検査にて評価し、これと血清過酸化脂質(TBA値)との関連を包括的に検討したところ、以下のような知見を得た。
1.血清過酸化脂質は女性よりも男性で、また、年齢が高いほど高い値を示した。加齢による上昇傾向は、他の要因とは独立した関連であった。
2.ビタミンC摂取密度(摂取エネルギー1000kcal当たり摂取量)は、他の要因と独立して血清過酸化脂質と負の関連を示しており、血清過酸化脂質の生成に抑制的に働いていると考えられた。
3.血清α-トコフェロールは、血清過酸化脂質との有意な関連を示さなかった。
4.ビタミンA摂取量は血清過酸化脂質に抑制的に働くようではなかった。血清ビタミンA濃度は血清過酸化脂質と正の関連を示したが、脂肪肝等による血清ビタミンA上昇を反映したものと考えられた。
5.セレン摂取量と血清過酸化脂質との負の関連は認められなかった。今回セレン摂取量の厳密な評価が不十分であったので、今後、セレン成分表の確立や血中濃度の評価を進めてゆく必要がある。
6.血清γ-GTPが、アルコール摂取量や肥満度とは独立して、血清過酸化脂質と強い関連を示すことが明らかになった。肝での炎症などによる肝細胞障害が、過酸化脂質の生成に強く関与する可能性が示唆された。
これらの知見は、成人の健康管理および生活習慣病予防における酸化ストレスの評価や抗酸化物質の利用方法の確立に寄与するものと考える。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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