研究課題/領域番号 |
10670456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
榎本 信幸 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (20251530)
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研究分担者 |
黒崎 雅之 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (10280976)
田中 雄二郎 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (70236644)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | C型肝炎 / C型肝炎ウイルス / インターフェロン / NS5A蛋白 / 転写活性 |
研究概要 |
1.NS5A蛋白の転写活性化作用の解析 Interferon感受性を規定しているNS5AのISDR遺伝子をDNA結合蛋白GAL4遺伝子のC末端側に融合させ、reporter遺伝子ともに酵母ないし肝癌細胞株Huh7に導入すると、reporter遺伝子の活性化がおこることを見い出した。また、この転写活牲はISDRの変異によって影響を受けることを発見し、この転写活性とinterferon nの関連が示唆された。さらに、ISDRによって、肝細胞内でいかなる遺伝子が活性化されるかを明らかとするために、ISDR導入細胞と非導入細胞での遺伝子発現の差異をcDNA subtraction法により検討した。 2.NS5A蛋白のinterferon signal伝達系に与える影響 NS5A遺伝子導入細胞ではinterferonに対する感受性が低下しており、この作用は野生型ISDRを持つNS5A蛋白で変異型ISDRをもつNS5Aよりも強いことを確認した。さらに、このsignal transductionの抑制はISGF3形成の抑制を介する結果を得た。 3.HCV genotype 2の interferon効果とNS5A HCV genotype 2について、NS5Aとinterferon治療効果の関連を検討した。HCV-2においても、HCV-1bと同様にNS5Aにアミノ酸変異が増大するほど血中HCV-RNA量は低下し、interferonに対する感受性は増大した。
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