研究課題/領域番号 |
10670505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
北村 庸雄 順天堂大学, 医学部, 講師 (20231285)
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研究分担者 |
広瀬 美代子 順天堂大学, 医学部, 助手 (70266039)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 肝再生 / 肝類洞内皮細胞 / アポトーシス / 血流ストレス |
研究概要 |
急性・慢性肝傷害後の肝再構築過程では肝細胞の増殖のみならず肝類洞の再形成が重要であり、肝類洞内皮細胞の増殖・分化・アポトーシスのメカニズムを解明することは肝再構築過程のメカニズムを明らかにする上で極めて重要であると考えられる。そこで我々は、Wistar系雄性ラット肝より初代培養肝類洞内皮細胞の分離・培養することで、その増殖・分化・アポトーシスを系統的に解析することを試みた。 モノクローナル抗BrdU抗体を用いた間接免疫蛍光抗体法により細胞増殖能の変化を経時的に観察したところ、培養経過にともない増殖能は低下し、それに反してTUNEL法によるアポトーシス陽性細胞の出現率は増加することが明らかとなった。また、エタノール添加後に誘導されるアポトーシスは細胞の増殖能が高いときにも観察され、この過程は、midocondrial permeability transition(MPT)を介した機序によって起こることも共焦点顕微鏡による生細胞を用いた画像解析で明らかとなった。 以上の結果より、アルコール性肝障害における肝類洞内皮細胞の傷害は、肝再生過程にある増殖期にある内皮細胞にも起こりうると考えられ、このことが肝再構築過程の遅延に関与している可能性が示唆された。
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