研究課題/領域番号 |
10670510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
高橋 宏樹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80256403)
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研究分担者 |
銭谷 幹男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (70138767)
戸田 剛太郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40090500)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 自己免疫性肝炎 / 原発性胆汁性肝改変 / NKT / Vα24 / CD1d / CD1b / CDLd / Vα24JαQ |
研究概要 |
本研究の目的は、肝内浸潤T細胞の約半数を占めるVα24陽性T細胞(末梢性免疫寛容の維持に関与するとされるVα24陽性JαQ陽性T細胞、自己免疫性疾患の発症に関与するとされるVα24陽性JαQ陰性T細胞)の自己免疫性肝疾患における動態を解析し、それらの細胞と自己免疫性肝疾患の病態との関連を明らかにすることである。患者さんに検体の一部を本研究に用いることを説明し承諾を得た後に採取した検体を用い検討した。 1 AIH症例の50%では肝内からVα24-JαQ遺伝子断片が検出されなかった。 2 Vα24-JαQ遺伝子断片が検出されない症例は、ALT値が高値で、組織学的活動性も強く、PSL治療が著効した。 3 PBCでは治療の有無、ALP値、組織学的活動性に関わらず、全例で肝内からVα24-JαQ遺伝子断片が検出された。 4 CHCでも活動性に関わらず、全例でVα24-JαQ遺伝子断片が検出された。 これらのことから、 AIHの発症進展に、肝内におけるVα24-JαQ陽性T細胞の減少が関与する可能性が示された。
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