研究課題/領域番号 |
10670521
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
七條 茂樹 久留米大学, 医学部, 助教授 (30080592)
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研究分担者 |
伊東 恭悟 久留米大学, 医学部, 教授 (50125499)
今井 康久 久留米大学, 医学部, 助手 (90268847)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 癌拒絶抗原 / DNA結合蛋白 / 細胞周期 / アポトーシス / Two-hybrid / ファーウエスタン / 遺伝子ファミリー / ゲノムDNA / SART 1 / 核内蛋白 / ロイシン・ジッパー・モチーフ / ファー・ウェスタン |
研究概要 |
SART-1遺伝子の生物学的機能を解析する上で、蛋白質の局在、過剰発現したときの影響、ゲノムの解析、および相互作用する遺伝子またはその産物の解析を行った。 1)SART-1遺伝子を蛍光物質との融合蛋白として発現させたところ、細胞核に局在する事が分かった。 2)SART-1_<800>タンパクは、アフィニティークロマトグラフィーの結果より、DNAに結合する蛋白質であることが示唆された。 3)SART-1遺伝子は、過剰に発現させると細胞周期がG2/M期にアレストして増殖が停止したり、アポトーシス様の形態を示した。また、SART-1遺伝子を、過剰発現させる事で、癌抑制遺伝子p53や、サイクリンB1、あるいはcdc2などの変化が起った。 4)Two-hybrid法により、SART-1と親和性を持つ蛋白質をコードする遺伝子が単離された。しかしながら、本方法は感度が高いため、現在確認実験を行っている。 5)上記(Two-hybrld法により、SART-1と親和性を持つ)蛋白質をコードする遺伝子産物をファーウエスタン用で解析するため、SART-1蛋白の上流、中央部、および下流の3カ所の断片のプローブを作製した。 6)マウスSART-1遺伝子をコードするゲノムを解析を行った結果、20個のエクソンからなることが分かった。イントロン部分は12%から60%と、比較的相同性が低かった。 7)マウスSART-1遺伝子の発生段階において、胎生初期(14日目)から発現していた。 8)SART-1遺伝子には、3'-側の上流の配列に相同性の高いファミリーが存在することが示唆され、1×10^6クローン中3.3kb(2 clones),2.9kb(1 clone),1.6kb(1 clone),0.9kb(5 clones)の、合計9クローンが得られた。
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