研究課題/領域番号 |
10670545
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
|
研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 勝昌 島根医科大学, 医学部, 助手 (00142331)
|
研究分担者 |
清水 利朗 島根医科大学, 医学部, 助手 (60284030)
冨岡 治明 島根医科大学, 医学部, 教授 (40034045)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 抗酸菌 / 結核菌 / Mvcobacterium avium complex / II型肺胞上皮細胞 / マクロファージ / A-549細胞 / 侵入 / サイトカイン / Mycobacterium avium complex / A-549 細胞 / 抗菌剤 |
研究概要 |
1.クラリスロマイシン(CAM)、KRM-1648(KRM)およびレボフロキサシン(LVFX)のA-549ヒトII型肺胞上皮細胞株(A-549細胞)内結核菌あるいはMycobacterium avium complex(MAC)に対する抗菌効果は、Mono Mac6ヒトマクロファージ様細胞株(MM6-MΦ)内のそれらに対するよりも弱いことが分かった。 2.マクロファージ内で順化した結核菌あるいはMAC菌(I型菌)とそれぞれの7H9液体培地培養菌(E型菌)のMM6-MΦおよびA-549細胞内での前述の抗菌剤の効果について検討した。その結果、MM6-MΦあるいはA-549細胞内のE型結核菌あるいはMAC菌に対するCAMあるいはLVFXの抗菌効果は、MM6-MΦあるいはA-549細胞内のI型結核菌あるいはMAC菌に対する場合よりも強かった。他方、いずれの細胞内局在E型結核菌あるいはMAC菌に対するKRMの抗菌効果は同じ細胞内のI型菌に対する場合よりも弱いことが分かった。 3.マウスに結核菌あるいはMAC菌を経気道感染させ、電子顕微鏡を用いて肺を観察したところ、好中球やマクロファージのみならずII型肺胞上皮細胞内にも感染菌を認めた。 4.Dual Chamber Systemを用いて結核菌あるいはMAC感染A-549細胞の遊離する液性因子がMM6-MΦの抗結核菌あるいは抗MAC抗菌活性に影響を及ぼすか否かについて検討した。Top-chamberのMM6-MΦ内の結核菌あるいはMAC菌数はBottom-chamberの結核菌あるいはMAC感染A-549の存在下で減少した。 5.この菌数を減少させる液性因子はTNF-αとGM-CSFである可能性が大であることがRT-PCR法での検討より明かとなったが、さらに検討予定である。
|