研究課題/領域番号 |
10670615
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | (財)東京都医学研究機構 (1999-2000) (財)東京都神経科学総合研究所 (1998) |
研究代表者 |
西 克典 (財)東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 副参事研究員 (00138257)
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研究分担者 |
三輪 英人 順天堂大学, 医学部, 講師 (50231626)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | MPTP / ドーパミンニューロン / パーキンソン病 / c-jun / 培養 |
研究概要 |
選択的ドーパミン神経毒であるMPTPやMPP^+、あるいは6-OHDAをそれぞれマウス、黒質線条体培養細胞、ラットに投与してドーパミン(DA)ニューロンの変性過程を調べ、(i)障害を受けたDAニューロンに転写因子の1つであるc-Junが長期発現すること、(ii)c-junアンチセンスオリゴヌクレオチドによってドーパミンニューロンの変性脱落が抑制されることから、c-Junの発現を押さえることが細胞保護につながることを示唆する結果を得ている。(iii)また、この細胞死はTUNEL、蛋白合成阻害剤やカスパーゼ阻害剤投与の結果から、その多くはアポトーシスとも異なると考えている。(iv)さらに培養細胞の長期観察から、残存DAニューロンの終末が強い再生能力があることを見出している。CDNAマイクロアレイの結果は、数回試みたが、一定の傾向を見出すことはまだできていない。今後の継続課題と考えている。さらにイムノフィリンリガンドであるFK506を黒質線条体培養細胞に投与したところ、低濃度でMPP^+によるDAニューロンの脱落を強く抑制することがわかった。黒質DAニューロンのc-Junの発現も同物質の投与で抑制された。同物質は免疫抑制剤としてすでに使用されており、その細胞保護作用の機構の詳細は不明だが、現在他の転写因子の動態も解析中である。また実験的振戦のモデルとして知られているハルマリンを投与して、脳のどの細胞が活性化しているのかを調べる目的で、c-Fosによる組織化学をおこない、この物質が下オリーブ核を最も強く、興奮させていることを見出した。
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