研究課題/領域番号 |
10670639
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
湊口 信也 岐阜大学, 医学部, 助教授 (20190697)
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研究分担者 |
藤原 久義 岐阜大学, 医学部, 教授 (80115930)
野田 俊之 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (00262759)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | α-グルコシダーゼ阻害剤 / 心筋梗塞 / スタンニング / アポトーシス / グリコーゲン / 乳酸 / α-グルマシダーゼ阻害薬 / グリマーゲン / α-1,6-glucosidase / protein kinase C / glycogen / N-methyl-1-deoxynojirimycirn / lactate |
研究概要 |
1)N-methyl-1-deoxynojirimycin(NMDM)とα-1,6-glucosidase活性、glycogen,lactate ウサギの心筋in vitroモデルにおいて、NMDMは、用量依存性にα-1,6-glucosidase活性を抑制した。ウサギin vivoモデルにおいて、NMDM100mg/kgは、虚血中のphosphorylase活性に影響することなく、α-1,6-glucosidase活性を抑制した。また、心筋glycogenの分解を抑制し、lactateの蓄積を抑制した。 2)NMDMとprotein kinase C NMDM(100mg/kg,i.v.)による梗塞サイズ縮小効果は、protein kinae C inhibitor(50μg/kg,i.v.)のstaurosporineの前処置により完全にブロックされた。また、虚血中、NMDMによりprotein kinase CのsubtypeであるPKC_<-ε>のtranslocationがwestern blotting法により確認された。 3)NMDMとapoptosis ウサギにおいて30分虚血・4時間再灌流の時点における心筋梗塞領域におけるTUNEL陽性細胞を定量したところ、control群で11%であったのに対して、NMDM群では3%であり、有意の減少を示した。 4)NMDMとstunning ウサギモデルにおいて、10分虚血・再灌流後の局所心筋収縮能は、NMDN(100mg/kg)を投与した群ではcontrol群に比して有意に改善したことから、NMDMはstunningを改善することが明らかとなった。
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