研究課題/領域番号 |
10670693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
岡部 真典 (岡部 眞典) 福岡大, 医学部, 講師 (70258531)
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研究分担者 |
熊谷 浩一郎 , 講師 (10248510)
自見 至郎 , 助手 (30226360)
太田 孝男 琉球大学, 医学部, 教授 (70185271)
朔 啓二郎 福岡大学, 医学部, 講師 (40183371)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | アンチセンス / 遺伝子導入 / ウイルス遺伝子治療 / コレステロールエステル転送蛋白 / mRNA |
研究概要 |
【目的】LDL 受容体のリガンドであるアポ蛋白E合成ペプチド-N,N-dipalitylglycyl-apoE(dpGapoE)を用い、ヒトコレステロールエステル転送蛋白(hCETP)アンチセンスオリゴ(ODN)のhCETP発現細胞株への遺伝子導入法を検討した。【方法】hCETP遺伝子発現するChinese Hamster Ovary(CHO)細胞(hCETP-CHO)をFITC標識hCETPアンチセンスODN、及び合成dpGapoEペプチドと培養し、蛍光顕微鏡で経時的に観察した。CETPmRNA発現量はNorthern Biot法にて分析した。CETP特異活性測定には、discoidalbilayer particle(DBP)のコレステロールエステルをdonorとし、LDLはacceptorとし、経時的に検討した。【結果】培養24時間後、hCETPアンチセンスODNは細胞核内へ移行、集積した。細胞核内CETP mRNA発現量の減少は6〜24時間後に観察された。培養液中、CETP活性はhCETPアシチセンスODN導入後、12,18,24,36,48,72時間の長期に渡り活性減少が継続した。一方、hCETPセンスODN導入の場合、CETP mRNA発現量及びCETP活性は変化なかった。【総括】新しい合成ペプチトdpGapoEは効率的にhCETPアンチセンスODNをhCETP-CHO細胞株内へ導入し、CETPmRNA発現量を選択的に抑制することから、dpGapoEベクター使用することは、非ウイルス遺伝子治療の手段として、その有効性が示唆された。
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