研究課題/領域番号 |
10670724
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
伊藤 正寛 (1999) 三重大学, 医学部, 助教授 (10120156)
伊藤 正寛 三重大学, 医学部, 助教授 (10126956)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | HSD-1 / apoptosis / lymphocytes / 単純ヘルペスウイルス / リンパ球 / アポトーシス / 単純ヘルペスウィルス |
研究概要 |
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)を臍帯血リンパ球CD4、CD8リンパ球に感染後アポトーシの有無をアガロース電気泳動、細胞周期解析、TUNEL法によって解析した。臍帯血リンパ球CD4、CD8リンパ球にHSV-1を感染後PHA添加、無添加で3日間培養した。PHAを添加しリンパ球を活性化した場合にのみCD4、CD8リンパ球両者にアポトーシスが検出されたが、PHAを添加しない場合にはアポトーシスは検出されなかった。次にアポトーシスがウイルス感染細胞に誘導されているかを確認する目的でHSV-1に特異的な抗体糖蛋白gD、し初期蛋白ICP-27に対する抗体で染色後細胞周期でアポトーシスの分画、非アポトーシス分画におけるウイルス抗原の発現を検討した。その結果ウイルス抗原はアポトーシス、非アポトーシス細胞両者に検出された。アポトーシスの機序を解明する目的でaniti-Fas抗体、anti-Fas ligand抗体を添加したがアポトーシスは誘導されなかった。以上のことからリンパ球の活性化により臍帯血リンパ球にアポトーシスが誘導されること、ウイルス非感染細胞、感染細胞両者にアポトーシスが誘導されること、アポトーシスにはFas-Fasligand系は関与していないことが明らかになった。
|