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うっ血肝細胞におけるProteinの産生低下に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10670740
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

布施 茂登 (1999)  札幌医科大学, 医学部・小児科, 助手 (30274921)

富田 英 (1998)  札幌医科大学, 医学部, 講師 (60180171)

研究分担者 畠山 欣也  札幌医科大学, 医学部・小児科, 研究生
布施 茂登  札幌医科大学, 医学部, 助手 (30274921)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードうっ血肝 / プロテイン C / ラット / mRNA / フォンタン術 / 血液凝固 / 肝うっ血 / 右心不全 / 血液凝固因子 / プロテインC / 肝静脈圧 / RT-PCR法 / ネステッドPCR法
研究概要

研究目的 : ラットにおいて新たに肝うっ血モデルを作成し、肝うっ血状態において、もっとも代表的血液凝固抑制因子であるProteinのmRNAの発現を定量化すること。対象と方法 : 対象は週令6〜8週のWisterラットの雄。Sham-operated ratをコントロール群(C群)、High-infravena caval pressure ratを下大静脈圧上昇モデルを群(H群)とした。うっ血肝モデルは低分子デキストランの持続静注により作成し、中心静脈圧を経時的に測定した。proteinCはプライマーを作成し、βアクチンの比で定量化した。結果 : C群、H群はそれぞれn=2。C群の下大静脈圧はC1は1.1,C2は1.0cm H2Oであった。H群はH1は最高10.8,平均3.0cm H2O、H2は最高5.6,平均3.0cm H2Oであった。protein Cの発現はH群で低値の傾向をしめし、β-actinによる補正による定量化でC1 1.40,C2 1.19に対して、H1 0.58,H2 1.05とH群で低値を示した。考按 : 右心不全状態とくにフォンタン手術に代表される右心バイパス手術後の患者において、心房内血栓が形成されたとの報告が少なくない。そのひとつの原因として、protein C の低下がを認めることが報告された。これらの血中での凝固抑制因子の低下の原因が肝での産生の低下によるものか、消費の亢進によるものか不明であった。我々はラットにおいて肝うっ血モデルを新たに作成した。このモデルは下大静脈の圧を変化させることにより、肝静脈圧を自由に変化させることができる優れたモデルである。このモデルを使用することにより、下大静脈圧の上昇つまり肝うっ血において、Protein C の発現が低下していることを証明した。フォンタン術後のみならず下大静脈が上昇する病態では、Protein C の低下が危惧される。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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