研究課題/領域番号 |
10670761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 文之 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (10057010)
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研究分担者 |
大橋 十也 東京慈恵会医科大学, 医学部・小児科, 講師 (60160595)
井田 博幸 東京慈恵会医科大学, 医学部・小児科, 講師 (90167255)
衛藤 義勝 東京慈恵会医科大学, 医学部・小児科, 教授 (50056909)
川目 裕 東京慈恵会医科大学, 医学部・小児科, 助手 (60246395)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | リソゾーム蓄積症 / ムコ多糖症VII型 / Gaucher病 / 異染性脳白質変性症 / リソゾーム病 / 遺伝子治療 / 臨床表現型 / 中枢神経 |
研究概要 |
当初、リピードシスモデルを使用する予定であったが、共同研究者によるモデルマウスの作成が遅れたため、既に我々の施設で飼育している、リピドーシスと同じリソゾーム蓄積症であるムコ多糖症VII型のモデルマウスを利用して、その欠損酵素であるbeta-glucuronidaseを発現するアデノウイルスベクターをモデルマウス脳室内に投与した。投与後、30日まで脳内における遺伝子発現を検討した。遺伝子の発現は脳室上衣細胞、血管内皮細胞に限られていた。30日まででは脳実質細胞(神経細胞、グリア細胞など)への感染は認められなかった。結果として脳室上衣細胞の病理学的所見は著しく改善された。またGaucher病、異染性脳白質変性症の脳神経障害の治療目的でそれぞれの欠損酵素であるglucocerebrosidase、arylsulfatase Aを発現するアデノウイルスベクターを作成した。両ウイルスはともに10^<10>程度のタイターであった。またこれらの組み換えウイルスは伴に患者より培養した線維芽細胞の酵素欠損を矯正した。
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