研究課題/領域番号 |
10670771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
岩永 里香子 久留米大学, 医学部, 助手 (20258396)
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研究分担者 |
松石 豊次郎 久留米大学, 医学部, 助教授 (60157237)
古賀 靖敏 久留米大学, 医学部, 講師 (00225400)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | MELAS / 血管内皮 / 脳卒中 / eNOS / angiopathy / 遺伝子多型 / 脳卆中 / 血管障害 / NOS / mtDNA / 点変異 / ミトコンドリア病 |
研究概要 |
MELASは小児期に起こる脳卒中発作を特徴とするミトコンドリアDNA異常症であり、患者は脳および冠動脈など全身の中小動脈平滑筋層および血管内皮細胞に異常ミトコンドリアの増生に起因するangiopathyの存在が報告されている。今回、MELASを中心としたミトコンドリア遺伝子異常症における分子病態を検討した。遺伝子異常が判明しているMELAS患者の脳卒中発作時、Larginine投与により症状が軽減し、脳血流の著明な改善がみられ臨床的に著効した症例を経験し、また、同じMELAS患者で高解像度超音波ドップラーにより血管内皮機能が正常人の5%以下であることを証明した。このような患者群における系統的な解析はこれまでに例がない。また、遺伝子異常と病理学的所見の関係を明らかにするため、single fiber PCR法を用い臓器間および細胞間の変異遺伝子の検討を行った。今後、血管機能に影響する因子を解析し、神経変性の臨床病態に悪影響を及ぼすepi-genetic factor(eNOSを含む)等が解析できれば、神経変性の進行の予防につながり、さらには、虚血性血管障害全般の予防、老化に関する研究に寄与できると考えられる。
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