研究課題/領域番号 |
10670873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
尾川 浩一 法政大学, 工学部, 教授 (00158817)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | モンテカルロ法 / 画像処理 / 物体記述 / 放射線診断 / 放射線治療 / 直方体領域 / 光子輸送 / モンテカルロ計算 / 物体表現 |
研究概要 |
(1)最大直方体領域決定アルゴリズムの考案 最大直方体領域の決定アルゴリズムを考案した。このアルゴリズムは、計算の対象となっているボクセル(単位体積素)を含み、かつ、均一な媒質を有する最大の直方体を検索し、この直方体を構成する6個の面の位置情報を当該ボクセルに与えるアルゴリズムである。このアルゴリズムとして、単純に領域を拡張していく効率のよい方法を考案した。 (2)最大直方体領域決定アルゴリズムのプログラムの作成 最大直方体領域決定アルゴリズムをプログラミングし、3次元のディジタルファントムに適用した。また、同時に、物体をオクトツリーで表現するためのプログラムも作成した。使用した3次元ディジタルファントムはノースカロライナ大学で開発されたMCATファントムや単純な円柱ファントムである。 (3)作成したプログラムの精度確認 作成したプログラムの性能評価および精度確認を行った。この際、VB法(voxel based method)とOB法(octree based method)に関しても同様にシミュレーションを行い、計算速度と計算精度などを比較した。この結果、考案したアルゴリズムの計算では計算精度を落とすことなく、VB法の半分以下の計算時間となり、また、OB法よりも速い高速演算を達成できた。
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