研究課題/領域番号 |
10670932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
廣川 誠 秋田大学, 医学部, 助手 (50241667)
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研究分担者 |
川端 良成 秋田大学, 医学部, 医員(臨床)
北林 淳 秋田大学, 医学部, 医員(臨床)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | T細胞抗原受容体 / レパートリー / 造血細胞移植 / CDR3 / peripheral expansion / T細胞再構築 / 免疫不全症 / クローン / 造血幹細胞移植 / T細胞受容体 / 骨髄移植 |
研究概要 |
ヒト同種造血幹細胞移植後における免疫再構築についてT細胞受容体(TCR)の多様性の観点から解析した。移植後ほとんどすべての症例においてT細胞抗原受容体α鎖可変領域(T-cell receptor α-chain variable region, TCRAV)およびT細胞抗原受容体β鎖可変領域(T-cell receptor β-chain variable region, TCRBV)レパートリーのskewingが観察された。TCRAVおよびTCRBVレパートリーのゆがみはクローナルなT細胞の増加に起因し、CD8+CD28-T細胞が増加するためであることがわかった。 CDR3スペクトラタイピングにより、レシピエントの免疫能は主としてαβ型T細胞レパートリーの回復に依存し、γδ型T細胞の再構築とはあまり相関しないことが示された。 以上の結果は移植後早期におけるT細胞再生経路の主体がαβ型T細胞のperipheral expansionであることを示唆していると考えられた。
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