研究課題/領域番号 |
10670940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
直江 知樹 名古屋大学, 医学部, 助教授 (50217634)
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研究分担者 |
北村 邦朗 名古屋大学, 医学部, 医員
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 白血球 / アポトーシス / As_2O_3 / caspase 8 / 白血病 / As_< 2> O_< 3> / caspase-8 / 急性前骨髄性白血病 / 亜ヒ素酸 / レドックス |
研究概要 |
最近、急性前骨髄球性白血病(APL)に対して、As_2O_3(ヒ素)が治療に使用され、レチノイン酸耐性の白血病においても高い完全寛解率が得られることで注目されている。抗癌剤は、白血病細胞にアポトーシスを誘導するが、As_2O_3も、Caspase-3の活性化を伴うアポトーシスを誘導するといわれている。我々は、ヒトAPL細胞株であるNB4より、As_2O_3耐性NB4(NB4/As)を樹立し、両細胞を比較することで、Caspase-3に集束するアポトーシスシグナルの基礎的検討を行った。As_2O_3は、NB4に対し、Caspase-8を活性化させ、その基質であるBIDを分断化させ、ミトコンドリア膜電位の低下を伴うアポトーシスを誘導することがわかった。一方、NB4/Asでは、As_2O_3によるCaspase-8以下の活性化が認められなかったが、細胞内グルタチオン(GSH)合成酵素阻害剤であるBSOで処理し、GSH濃度を低下させることで、As_2O_3に対するアポトーシス感受性の回復が認められた。
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