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腎不全におけるホモシステイン代謝と酸化ストレス

研究課題

研究課題/領域番号 10671013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

高光 義博  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90107053)

研究分担者 中西 健  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (70217769)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード腎不全進行 / 酸化ストレス / ホモシステイン / システイン / 一酸化窒素 / 尿 / 蛋白 / マクロファージ / 還元型GSH(グルタチオン) / カタラーゼ / 尿細管細胞
研究概要

従来よりわれわれは、腎不全の進行に伴い血漿homocysteine(pHcy)およびNO代謝物(NO_3)濃度が上昇することを報告してきたが、酸化ストレスと関連する含硫アミノ酸代謝およびNO代謝が腎障害進行に関与しているかどうか明らかではない。そこで、血清creatinine(sCrn)濃度が2.5mg/dl以上であり9ケ月以上経過観察可能であった保存期腎不全患者において、各患者の経過観察開始時のpHcy、cysteine(pCys),pNO_3、尿蛋白等の因子の腎不全進行速度に対する影響を検討した。腎機能進行速度(SL-ICR)は経時的な1/sCrnの変化の傾きで類推した。HcyはCysへ代謝されるため、Cys/Hcy比との関係も検討した。検討開始時のpHcyとsCrnの間に有意な正の相関関係をみとめたが、SL-ICRとの間には認められなかった。pCysおよびpCys/pHcy比とSL-ICRの間には有意な負の相関関係を、一日尿蛋白量および血漿NO_3とSL-ICRの間に有意な正の相関関係を認めた。一日尿中NO_3排泄量とSL-ICRの間には相関関係を認めなかった。pCysの増加またはHcyからCysへの変換が腎機能障害進行抑制と関連しており、含硫アミノ酸代謝と腎不全進行の関連性が示唆された。また、尿蛋白量のみならずpNO_3増加が腎機能低下に結びつくことから、腎組織内へのmacrophage由来のNOが組織障害性に働いていることが考えられた。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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