研究課題/領域番号 |
10671025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
高橋 勇二 東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (20154875)
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研究分担者 |
高橋 滋 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (10266900)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 低酸素 / 酸素センサー / ディファレンシャルディスプレイ / 繊維芽細胞 / 胎仔 / ラット / プロリル水酸化酵素 / 酸素 / センサー / エリスロポイエチン / GFP / Ba / F3 / 新生児 / 呼吸器 / 循環器 |
研究概要 |
本研究は、「酸素濃度変化は酸素センサーで感知され、酸素センサーから発するシグナルが情報伝達系を経由して多様な標的分子に伝わる。この様な機構により、酸素温度の急上昇という単一の変化が、動脈管の閉館、肺動脈圧の低下、そして、酸価ストレスへの適応という多様な反応を導く。」との仮説に基づき、酸素センサー遺伝子を同定し、その機能解析を行うことを目的として、研究を行った。 ラット胎仔肺から分離した線維芽細胞を培養し、低酸素暴露を行い、誘導される遺伝子をDifferential Display法を用いて検索した。その結果、プロコラーゲンの水酸化を行うprolyl 4-hydroxylaseが同定された。低酸素暴露により、prolyl 4-hydroxylaseのmRNA量が、酸素濃度が低下するほど増加し、また、その増加は、低酸素の暴露時間に依存して増加した。その誘導は、転写の速度の段階で、調節を受けていることをRUN-ON法を用いて明らかにした。その誘導機構を解析するため、prolyl 4-hydroxylaseの染色体遺伝子をクローニングした。その結果、prolyl 4-hydroxylaseの染色体遺伝子のプロモーター部位に低酸素応答性転写調節因子が結合する配列が存在し、その因子の結合が低酸素による本遺伝子の誘導的発現を調節していることを、レポータ遺伝子を用いた、一過性遺伝子導入法とゲルシフト法を用いて明らかにした。
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