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肥満型糖尿病におけるUCP-2、UCP-3遺伝子発現の低下とその増強

研究課題

研究課題/領域番号 10671053
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 譲  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60125565)

研究分担者 玉川 明朗  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80188416)
高橋 和眞  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (60292215)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードNIDDM / 2型糖尿病 / KK-Ayマウス / CFA / GTT / UCP-2 / IL-1
研究概要

1、CFA投与によるKK-Ayマウスの耐糖能改善におけるモノカインの関与 :
肥満2型糖尿病モデルのKK-Ayマウスにサイトカイン誘起剤CFAを投与すると、耐糖能が著明に改善した。この改善にはlL-1が関与していた。CFA投与マウスは、食事摂取量が変わらないにもかかわらず、生食対照に比較して体重増加が有意に小さいことから、エネルギー消費の増大が疑われた。
2、KK-Ayマウスのエネルギー消費に及ぼすCFA投与の影響 :
(1)赤外線体表温度:サーモスキャナーを用いて体温を測定し、NlHimageを用いてデータを解析した。投与前、24時間後、48時間後の体温は対照群とCFA投与群との間で差がなかった。(2)酸素消費量:小動物エネルギー消費測定装置を用い酸素消費量(VO_2)を測定した。投与前、24時間後、48時間後のVO_2は、対照群とCFA投与群間で差がなかった。(3)心拍数 : マウス用心拍・体温テレメータシステムを用いてCFA投与前後の心拍数および体温の日内リズムの変化を観察したが、両群間で有意差はなかった。これらの方法でエネルギー消費の増大を確認することは出来なかった。
3、CFA投与によるUCP-2の発現増強 :
CFA投与によるKK-AyマウスのUCP-2の発現増強を解析した。KK-Ayマウスの脾臓、白色脂肪、筋肉においてUCP-2-mRNAが発現していたが、対照のC57/BLマウスに比較して発現量が小さい傾向にあった。CFAの投与後、脾臓におけるUCP-2-mRNAの発現は1.5〜2倍に増強した。脂肪、筋肉における発現も増強傾向にあった。
4、食事性体温上昇を指標にしたUCP-2およびUCP-3機能異常者のスクリーニング :
肥満2型糖尿病患者および非糖尿病者を対象に、食事性体温上昇を赤外線鼓膜体温計にて測定した。しかし、体温上昇度は症例によってバラツキが大きく一定の傾向や、体温上昇の特に低い患者は見つからなかった。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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