• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

MAbJT-95により認識される抗原は甲状腺癌の浸潤、転移に関与しているか?

研究課題

研究課題/領域番号 10671137
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

武山 浩  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70236511)

研究分担者 小林 徹也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70256379)
田中 知行  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (10256414)
武山 浩  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70236511)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードMAb JT-95 / ヘパリン / ファイブロネクチン / アポトーシス / モノクローナル抗体 / fibronectin / 接着因子
研究概要

「MAB JT-95により認識された抗原は甲状腺癌の浸潤、転移に関与しているか?」というテーマにより研究を進めた。平成11年になりMAb JT-95と反応する(シアル酸化ファイブロネクチンを抗原として細胞表面に発現している)甲状腺癌細胞株SW1736と反応しない細胞株TTを使用し、双方にMAb JT-95を100μg/mlの濃度で添加した後、ヒトリンパ球と甲状腺癌の接着能を比較検討した。結果は以外なことにMAb JT-95を添加することにより、SW1736において癌の細胞死が顕著に認められた。
この結果より我々はMAb JT-95は細胞表面に発現しているシアル酸化されたファイブロネクチン(FN)と結合することによりSW1736に細胞死を誘導しているのではないかという仮説を立てた。この仮説を検討するためまず1)SW1736、TT双方の培養上清にMAbJT-95を10、100、1000、10000、μg/mlの濃度で添加し72時間後calorimetric assay、^3T-Thymidine incorporate assayにより評価した。SW1736においてはMAb JT-95の添加濃度に比例して細胞死が増加することが確認された。次に、MAb JT95とSW1736上のFNとの結合部位を特定するため2)Fのいくつかの領域のpeptideを合成し、MAb JT-95を一定濃度添加したSW1736にpeptideを比例した濃度添加しどのpeptideにより細胞死にinhibitionが生ずるかを検討した。この結果FNのC末端近くに存在するheparin binding inhibition付近のpetideを添加した場合inhibitionが発現することを確認した。またヘパリンをSW1736に投与したところ同様に濃度比例的に細胞死認めた。
次にこのSW1736の細胞死がnecrosisなのかapoptosisなのかを検討したところこの細胞死はapoptosisであることが確認された。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 武山浩: "ヘパリンはガン細胞自身が産生するファイブロネクチンを介してガン細胞にアポトーシスを誘導し、抗腫瘍効果を発現する。"日本外科学会雑誌. 100. 407 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武山浩: "甲状腺癌、胃癌、大腸癌におけるヘパリンの抗腫瘍効果"日本癌学会総会記事. 90. 243 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Takeyama et al: "Heparin induce apoptosis via heparin binding domain of fibronection on carcinoma cell."Journal of Japan Surgical Society. 100. 407 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Takeyama et al: "Anti cancer effect of heparin in gastric carcinoma, clon carcinoma, and thyroid carcinoma."Japanese Jounal of Cncer Research. 90. 243 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武山 浩: "ヘパリンはガン細胞自身が産生するファイブロネクチンを介してガン細胞にアポトーシスを誘導し、抗腫瘍効果を発現する。"日本外科学会雑誌. 100. 407 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 武山 浩: "甲状腺癌、胃癌、大腸癌におけるヘパリンの抗腫瘍効果"日本癌学会総会記事. 90. 243 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi