研究課題/領域番号 |
10671158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
幕内 雅敏 (1999) 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60114641)
青柳 信嘉 (1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90292903)
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研究分担者 |
塩之入 太 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
三浦 泰明 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
阿部 秀樹 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
石橋 俊 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90212919)
原田 賢治 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
山田 信博 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40200729)
幕内 雅敏 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60114641)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 膵移植 / アデノウイルス / Bcl2 / アポトーシス / インスリン / アデノウィルス / Bcl_2 / 拒絶反応 / 膵臓移植 |
研究概要 |
移植膵によりインスリン抵抗性を伴わない高インスリン血症を示すラットを用いた実験において、インスリンは血中TG値とTC値に抑制的な影響を与えた。すなわち、移植11カ月後のCPTx群(下大静脈還流群)、PPTx群(門脈還流群)の血中triglyceride(:TG)値は、Control群に比べ有意に低値であった。とくにPPTx群では、血中TG値とともにtotal cholesterol(:TC)値も、Control群に比べ有意に低値であった。また、PPTx群のnon-HDL cholesterol値、HDL cholesterol値はともにControl群ならびにCPTx群に比べ有意に低値であった。三群、15個体のIVGTTにおけるIRIピーク値は、各個体の血中TG値(r=-0.664,p=0.0055)ならびに血中TC値(r=-0.664,p=0.022)とそれぞれ負の相関関係を示した。血中TG値と血中TC値の間には正の相関関係を認めた(r=0.896,p<0.0001)。三群、15個体におけるIVGTT中のΣIRI(t=0〜30)値は、血中TG値と負の相関関係を認めた(r=-0.559,p=0.0165)。以上の結果から、門脈系へグラフト静脈血が還流することにより、下大静脈系への還流と比較して抗粥状動脈硬化症性の効果が期待できる。 アデノウイルスを用いたbcl-2の導入により、培養β細胞のアポトーシスは抑制されなかった。またstreptozotocinによる糖尿病の発症は、アデノウイルスを用いたbcl-2の導入により抑制されなかった。 移植片へのアデノウイルスを用いたbcl-2の導入は、10℃前後下において移植片を保存する操作によって、膵臓移植片のviabilityが著しく低下した。
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