研究課題/領域番号 |
10671212
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
石田 薫 岩手医科大学, 医学部, 教授 (70146041)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | PTEN / Akt / real-time PCR / 胃癌 / 乳癌 / 食道癌 / 抑制遺伝子 / AKT / BAD |
研究概要 |
RACE法によりCloningしたPTEN2(仮名)のcDNA fragmentをBAC libralryを用いてscreeningした。新規の遺伝子と思われたPTEN2はchromosome9上のpseudogeneであった。 10個の食道扁平上皮癌、6個の胃癌、2個の乳癌の培養細胞株でPTENの翻訳領域における変異の有無をdirects-sequenceにより解析した。また、mRNAあるいはPTEN蛋白の発現をNorthern blotあるいはWestern blotにて解析した。胃癌の1個の株でPosphatase domainにmisssense mutationをみた。構造異常は確認されないもののmRNAの発現していない細胞株が乳癌および胃癌で各々1個ずつあった。これらのcell lilneではpromoter領域のhypermethylationによるmRNAの発現低下が確認された。またPTENの不活化の生じているCell lineではAktの発現亢進があり、両者の関連が示唆された。 胃癌(10例)、乳癌(10例)のprimary carcinomaでLaser capture microdissection systemにて、がん細胞をselectiveに採取し、PTENおよびAktのmRNAをABI7700によりreal-time quantitative PCRで解析したところ、scirrhouse carcinomaの浸潤部でPTENの発現減弱をみた。PTENの発現が低下している例では、Aktの発現も低下していた。免疫染色でも同様の結果であった。これらの症例はいずれもscirrhouse typeのcarcinomaであった。とくに胃癌のSignet-ring cell carcinomaではPTENの発現減弱が著明であった。PTEnの値路森林酸化機構は、scirrhouse typeのcarcinoma cellのsurvivalに関連し、この種のがんでapoptosisの回避に重要な役割を担っている可能性が考えられた。
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