• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中枢神経系を介した新らしいバクテリアルトランスロケーションに対する治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10671232
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関久留米大学

研究代表者

山崎 国司  久留米大, 医学部, 助手 (00200642)

研究分担者 亀井 英樹 (亀井 秀樹)  久留米大学, 医学部, 助手 (10268899)
貝原 淳  久留米大学, 医学部, 助手 (20204315)
吉田 祥吾  久留米大学, 医学部, 助手 (30191589)
田尻 鉄郎  久留米大学, 医学部, 助手 (10299464)
研究期間 (年度) 1998 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード消化管粘膜 / オピオイド / 中枢神経 / ナロキソン / 外科侵襲 / バクテリアルトランスロケーション / 脳内サイトカイン / オピオイド拮抗物質
研究概要

平成11年度はオピオイドレセプターが消化管粘膜の構築に及ぼす影響について解明する目的で24時間の飢餓ラットにオピオイドレセプター拮抗物質であるナロキソンを静脈内に持続注入した。ナロキソンは24時間飢餓ラットの空腸粘膜の絨毛高の減少を抑制し、また、飢餓ラットの粘膜重量、粘膜蛋白量の減少も抑制した。さらに、門脈と動脈血のロイシン濃度を測定したところ、ナロキソンの投与によってロイシンの門脈-動脈較差は負となり、腸管からのロイシンの放出が減少していることが推察された。24時間の飢餓によって脳内のモルヒネ濃度は増加し、ナロキソンの投与によってさらに増加した。血中のモルヒネ濃度は飢餓によって自由経口摂取群と比べて差異を認めなかったが、ナロキソンの投与によって増加した。これらの結果から、飢餓時に認められる粘膜の萎縮にはオピオイドが関与していることが示唆された。しかし、脳内のオピオイドまたは腸管粘膜のオピオイドが影響しているか否かは本実験では解明できなかった。末梢のオピオイドは腸管粘膜の増殖を抑制すると言われているが、飢餓では腸管粘膜の増殖をナロキソンによって直接促進するというよりは粘膜のアポトーシス、蛋白崩壊、ロイシンの放出という流れの方が説明しやすく、おそらく中枢神経を介したオピオイドの作用によって上記のメカニズムが活性化されると考えられる。平成12年度にはオピオイドが中枢神経に作用し、いかに消化管粘膜と連結しているのか解明する。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshida S.,Yoshizumi T.,et al: "Effect of intraventricular injection of TNF-α on gutmucosal protein turnover in mice fed enterally"Journal of Surgical Reseach. 87. 73-76 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi