研究分担者 |
高木 寿人 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (50262770)
岩田 尚 岐阜大学, 医学部, 助手 (90303495)
森 義雄 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (40220032)
熊田 佳孝 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (00283309)
安田 博之 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (50293577)
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研究概要 |
本研究の目的は,NOS遺伝子導入内皮細胞を用いたハイブリッド型小口径人口血管を開発することにある. 血管内皮細胞分離・培養 本研究に用いる血管内皮細胞は成犬の外頚静脈よりコラゲナーゼ法にて採取し,血管内皮細胞増殖因子を含む液体培地中での培養を確立した。 同時に臨床応用に向けて,より低侵襲で自家内皮細胞を採取する方法についても検討を行った。具体的には,末梢血中から血管内皮の前駆細胞であるCD34陽性単核細胞を磁気ビーズ法を用いて分離し,血管内皮増殖因子を加え培養することで,形態学的に内皮細胞へと分化した細胞を得た。 遺伝子構築・導入・発現・機能解析 NOS遺伝子を非ウイルスベクター内に遺伝子組み換え技術を用いて構築し,in vitroでの遺伝子導入を行い,その遺伝子発現および機能を検討している。 in vivoでの遺伝子導入は当初,リポソームやウイルスベクターを試みたが,充分な導入効率は得られなかった。このため遺伝子導入法を遺伝子銃によるパーティクルデリバリー法に変更し,遺伝子導入実験を行い,これまでにマウスおよびラットの各種臓器において遺伝子導入および遺伝子発現を確認している。
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