研究課題/領域番号 |
10671260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
入江 博之 岡山大学, 医学部, 助手 (20263585)
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研究分担者 |
河田 政明 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (30177703)
佐野 俊二 岡山大学, 医学部, 教授 (50235438)
青木 淳 岡山大学, 医学部, 助手 (00271057)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ischemic preconditioning / cGMP / 虚血再灌流 / 心筋保護 / ラット / チアノーゼ / Ischemic preconditioning / Ischemic Preconditioning / ランゲンドルフ灌流 / ヒートショックプロテイン |
研究概要 |
【目的】Ischemic preconditioning(IP)の虚血再灌流障害に対する心筋保護効果について検討した。また、チアノーゼラットを作成し、心機能を正常ラットと比較した。 【方法】体重270〜370g、9〜11週齢のWister系雄性ラット計18匹を用い、摘出心によるWorking Heart Modelを作成した。心機能の指標として大動脈流量、冠灌流量、心拍出量、心拍数を測定し、心筋障害の指標としてCK漏出量を求めた。また、IPとの関連を検討するためcGMPの灌流液中への漏出量を測定した。心機能測定後、IPとして2分及び5分間の虚血、再灌流を行い、その後37℃、15分間の常温虚血再灌流を行って各種心機能の指標の虚血前後での回復率をコントロール群と比較した。(各群n=6) 体重260g、8週齢のWister系雄性ラットを低酸素(FiO2=11%)の状態で2週間飼育してチアノーゼラットを作成し、正常ラットと心機能を比較した。(各群n=6) 【結果】IP5分群の心拍出量は88.8±2.8%でコントロール群(66.7±4.3%)に比べて有意に高値を示した。(p<0.01)大動脈流量はIP5分群86.0±3.3%、IP2分群75.0±3.0%、コントロール群59.5±4.7%でIP5分群とIP2分群はともにコントロール群に比べて有意に高値を示した。冠灌流量、心拍数、CK漏出量には各群間に有意差は認められなかった。15分虚血後のcGMPはIP5分群で6.8±2.0pmol/dry weight/minで他の群に比べ少ない傾向を認めた。チアノーゼ心筋では30分灌流後の心機能は正常心に比べて有意に不良であった。 【結論】5分間のIPは虚血再灌流障害に対し心筋保護効果を示し、虚血後のCGMP漏出量は少ない傾向にあった。チアノーゼ心は正常心に比べ、心機能は不良であった。
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