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PACAPによる脳幹部機能異常の調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671286
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

磯谷 栄二  医科歯科大, 医学部, 助手 (90251529)

研究分担者 鈴木 龍太  昭和大学, 藤が丘病院・医学部, 助教授
東 洋  東京医科歯科大学, 医用機材研究所, 助教授 (20134736)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードPACAP / VIP / SAH / mRNA
研究概要

脳血管障害・重症頭部外傷後の意識障害は従来視床下部や脳幹部の機能異常とされ、またそれに伴う急性肺水腫や心電図異常については交感神経系の異常興奮とされてきた。近年発見されたPipuitary Adenylate Cyclase Activating Polypeptide(PACAP)はVasoactive Intestinal Polypeptide(VIP)の一員で、視床下部・海馬・脳幹部等に局在し、その受容体は脳内全ての神経細胞・膠細胞に存在するため重要な役割を担っていると思われる。そこで脳血管障害・重症頭部外傷後の視床下部・脳幹部の機能障害を捉える指標として、ラットくも膜下出血モデルを用いて経時的に視床下部におけるPACAPの組織内濃度、脳幹部のPACAP受容体のmRNAの発現を測定した。従来抽象的に表現されてきた視床下部・脳幹の機能障害をペプチド産生及び受容体発現といった面から検討した。
その結果PACAPの視床下部内組織濃度はSAH投与後減少がみられた。また脳幹部ではmRNAの発現は減少していたが、増加している部位もあった。PACAPのreleaseが低下することで脳幹部の機能障害が生じる一機序となっている可能性が示唆された。PACAPはラットの中大脳動脈閉塞モデルにおいて虚血後の神経保護作用が報告されているが、今後くも膜下出血モデルに投与することで脳幹部の各部位のmRNAが正常化するか確かめる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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