研究課題/領域番号 |
10671410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
三条 芳光 (三條 芳光) 浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (40115481)
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研究分担者 |
鈴木 明 浜松医科大学, 医学部, 助手 (30322142)
尾藤 博道 浜松医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (50181227)
中村 正人 浜松医科大学, 医学部, 助手 (80273176)
風間 富栄 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (40158837)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ナビゲータ / 麻酔回路モデル / 麻酔ガスモニター / 入力 / 麻酔記録 / 低流量麻酔 / 麻酔回路 / symlink / 自動麻酔記録 / 気化器 / ヒューマンインターフェイス / ソーダライム / セボクルレン / 新鮮ガス流量 / 炭酸ガス吸着 / セボフルラン / 麻酔ガス吸着 |
研究概要 |
麻酔器の操作制御は熟練を要する技術であり、自動制御のほかに操作支援機構も今後の技術として有用と考える。研究者等は低流量対応麻酔器も考慮に入れた操作のためのナビゲータを着想した。このナビゲータに利用できる基礎技術に関し、実用的な理論モデルの確立、および、必要な麻酔中の各種入力法に関する操作技術に関する研究を行った. 実用レベルのモデル構築のために以下の3点に留意したモデルを構築した。それは、(1)回路の複数コンパートメント化、(2)ソーダライムへなどの溶解コンパートメントの考慮、(3)新鮮ガス流量と吸気分時換気量の影響の3点である。また、生体側の死腔・シャントを考慮したモデルとも連携した卓上モデルを開発した。 このモデルにより試行錯誤することで評価計画を策定し、完全閉鎖型麻酔器physioflex^<TM>の挙動解析に利用した、また、同モデルを手術中に利用する麻酔ガスモニターRAMSCAN(セントラルユニ Co.)に組み込む応用研究を行った。モデル予測価と生体側の実測値と比較する試みを行った結果、シミュレーション結果による脳内麻酔薬濃度予測値は脳内麻酔薬濃度に相当する実測内頚静脈濃度は、実測呼気終未濃度よりも、脳内麻酔薬濃度に相当する実測内頚静脈濃度に近いことが分った. また、基礎的な入力方法に関する研究では、2つの入力方法で汎用的にほとんどの麻酔中の必要項目を満たすことが、麻酔医の動作分析のからわかった。1つは時間が要素になるイベント型入力に対する入力方式および時間の要素のないチェックリスト型の入力方式である。この入力方式は麻酔記録装置にも利用可能な高速度入力能力をもつことが分った. 以上の研究をまとめるため、symlinkによる麻酔シミュレータプログラム、入力プログラムQAlを開発し、ナビゲータを試作する研究を行った。 さらに研究を続け、麻酔ナビゲータの実用化を計る。
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