研究課題/領域番号 |
10671462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀江 重郎 東京大学, 医学部・附属病院分院, 講師 (40190243)
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研究分担者 |
饗場 篤 東京大学, 医科学研究所・ヒト疾患モデル研究センター, 助教授 (20271116)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ES細胞 / ADPKD / Polycystin 1 / 多発性嚢胞腎 / Polycystin1 / ターゲッティング / ノックアウトマウス / PKD2 / ジーンターゲッティング |
研究概要 |
多発性嚢胞腎の疾患遺伝子PKD1のマウスホモログであるpkd1遺伝子を129マウスゲノムライブラリーからクローニングし、エクソン3-5を欠失するターゲッティングベクターを作成し、ES細胞に導入した。目的とするエクソンを相同組換えにより欠失させたES細胞を選択し、マウス初期胚に注入し、さらにこの初期胚を偽妊娠雌マウスに子宮移植し、キメラマウスを作成した。キメラマウスとB6/BLマウスの交配により遺伝子欠損動物を作成した。サザンブロティング、PCRにより目的とするpkd1遺伝子の欠損を確認した。ホモ遺伝子欠損動物は胎生致死でありE13.5-15.5に死亡することが観察され、特徴的な表現型としてはDouble outlet of right ventricleとその結果と思われる心不全、および末梢血管での出血が観察された。したがって、pkd1遺伝子は発生上必須の遺伝子機能を持ち、特に心臓の形成と血管の脆弱性に関与することが示唆された。この知見は、多発性嚢胞腎の病態生理の一端を解明するものと考えられた。
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