• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

低コンプライアンス膀胱の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671486
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

嘉村 康邦  福島県立医大, 医学部, 講師 (50220744)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード閉塞膀胱 / 低コンプライアンス / 排尿障害 / ウロダイナミクス
研究概要

1. 高圧排尿モデルの作製と膀胱低コンブライアンス化の定性・定量について
ラット尿道の不完全閉塞については,従来より報告されているように,カテーテルを挿入し,尿道周囲で結紮後カテーテルを抜去して作製したもの(機械的閉塞群)のほか,Panditaらの報告したDHT(dehydrotestosterone)の投与による前立腺肥大症モデル(肥大症モデル群)も検討した。閉塞作成後の膀胱コンブライアンス測定,並びに膀胱壁の硬さ測定では,機械的閉塞群では,閉塞作製1週後の早期より膀胱容量の低下,利尿筋の過活動性が観察され,また明らかに膀胱壁の硬さが増していること,組織学的にも筋肥大とともに,繊維性成分の増加していることが確認された.これらの変化は6週間を過ぎる頃より固定化し,低コンブライアンス膀胱が完成した.一方,肥大症モデル群では閉塞作製2週間で膀胱容量の低下,および低コンブライアンス化はみられるものの,機械的閉塞群に比しその変化は緩徐で,組織学的にも筋肥大は確認できなかった.すなわち肥大症モデル群は,顕性の低コンブライアンス膀胱を作製するには至らないものの,臨床的な前立腺肥大症に近似する過活動性膀胱が作製されているものと思われた.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi